量より質
この間、中高の友人に誘われて久しぶりにカラオケに行った。
カラオケなんて各々が歌いたい曲を歌っているだけだし、内容の濃い話をするわけでもないけれど、たったの数時間いっしょに過ごしただけで、中高時代の青春がフラッシュバックしてきた。
もう戻れない場所。
その渦中にいるときはなんとも思わなかったけれど、あの輝きと楽しさと大切さは特別なんだと、ひしひし感じる。
わたしは友達が多い方ではない。
でも、いざという時に頼れる友達はちゃんといる。
広く浅くが悪いわけではないけど、年々としを重ねるたび、量よりも質なのだと実感する。
広く深くができる人のことはただただ、尊敬しているけれど。(果たしてそれが可能なんだろうか。)
これまでで厳選されてきた友人たちのことは、何があっても大切にしたいとおもうし、世間からたとえどういう目でみられようとも(そんなことがないのが一番だけど)、わたしは最後まで信じたい。
きっと彼らとは、この先どれだけ物理的な距離が離れようとも、いつだってそばにいられるんだろうな。
そんなひとがひとりでもいてくれることが、しあわせだ。