決まった道が見えてきた時
見えないものが見えた
進むべき道が見えてきたとき、やっと本当に自分がしたいことが見えてくるのだということを最近知った。
就職活動を終えたことでようやく、自分が何が好きで何が苦手で、何を軸に生きていきたいかということが見えてきた気がする。
色んな分野をみた。色んな分野を軸に生きていくことを考えた。迷走していた時期を経て、幸いわたしは最終的に自分が本当に興味のある分野を仕事にすることが出来そうだ。
- お金を稼ぐ手段としての仕事。
- 自分の「好き」の延長線上に置く仕事。
- プライベートと仕事の境目を無くして、私生活を生かす仕事。
仕事といっても、様々な形がある。
就職活動の軸
わたしははじめ、お金を稼ぐ手段としてしか仕事を考えていなかった。
仕事なんて楽しくないだろうと思っていたし、出来ることなら社会になんて出たくないと思っていたのだ。
学生の間にしたアルバイトは「楽しい、充実している」なんてほとんど感じたことがなかったし、働くことに楽しさを見出せないと思いながら就職活動を行っていた。
だからこそはじめの軸は、とことん「安定」。
自分の好きなことと仕事とは完全に割り切って、仕事で稼いだお金と、仕事以外の時間を趣味に使おうと目論んでいた。
気付いたこと
色んな業界、色んな業種‥この世の中には仕事が溢れている。
「安定」を軸に進めていたわたしは、途中でふと気がついた。「これではわたしは続けていけない」と。
もちろん、決められたことを黙々とこなして、秩序を保ってくれている人たちがいるからこそ、この社会は平常に回っていることは間違いない。
でも、わたしはその歯車の一部分になってしまったら、存在意義を見出せなくなる人間なのだ。 なぜなら、「わたしじゃなくても出来るから」。
自分だからこそ、自分にしか出来ないこと、自分のやりたいこと‥
狭き門だっていい。これに挑戦したい!と、軸を180度振り切って、就職活動をリスタートしたのが6月の半ば。
この時期はもう、周りに軸を一気に変える人なんていないし、なんなら着々と周りは面接を終えていっている‥
元々ほんの少しイレギュラーだったわたしの就職活動だったが、これにて完全なる孤立。
就職活動は結局のところ個人戦だとは聞いていたが、こんなにも孤独な気持ちになるとは思っていなかった。
終わったよ!という報告をニコニコしながら聞いていたが、内心は焦りで余裕なんてなかった。
でもどうしても、この職種でなくては‥という強い気持ちと信念が実を結んだのだと、後から思う。(面接に勤しんでる間は、内定を得るのに必死すぎた)
ついに、希望の職種にて内定をいただけたときは、電話を持つ手が震え、後先考えず即承諾した。
仕事は仕事だと割り切ればいい、と周りに話していたのは正直自分を守るためで、心のどこかで思っていた「狭き門の本当にしたいこと」を諦めるために、自分に言い聞かせていたのだろう。
今考えていることはひとつだけ、春から進む自分が勝ち取った道で、自分にしか出来ないことをたくさんしたい。
やる気に満ち溢れている、
この気持ちを忘れずにいたい。
「初心忘るべからず」のための、備忘録。